2009年10月14日発行 第35号
一期一会

このたびモリパックスではお取引先の皆様に、メールマガジン:モリパックスニュース「一期一会」を配信する運びとなりました。弊社に関する情報や業界の動向、シート成形の知識等を写真付きのメールマガジンにて定期的に配信させて頂きます。突然のメールでお困りの方もおられるかと思いますが、失礼をお詫び申し上げます。なお、配信停止のご連絡はmpx_merumaga@moripax.co.jpまでご連絡願います。

■真空成形による包帯ケース

包帯ケース

医療関係の製品を製造販売されているお客様から、包帯の保存ケースをリニューアルしたとのお話をいただき開発を進めてきた結果、このたび真空成形品での製品化となりました。今回はこの事例について紹介をいたします。

リニューアル以前の包帯のパッケージと保存ケースの形態は、ブロー成形による保存ケースの中に包帯を入れ、ヘッター付きの袋で吊り売りされています。まず、はじめにお客様に現状の問題点を伺い、その点を改善した保存ケースの開発に取り掛かりました。

この包帯ケースは軟質PPのブロー成形で、爪楊枝のパッケージと同様の物でした。問題点を挙げるとすれば軟質であるため蓋を閉めるときに少々手間がかかります。この点はパッケージングの時には生産性が悪く、包帯を使用する状況で消費者の手まで煩わせることになります。開閉しやすいケースの開発と、リニューアルする上でブロー成形よりコストを下げることが課題となりました。

包帯ケース包帯ケースイメージ

そこで進うう成形品で二つ折の開閉するケースを提案いたしました。一般的にクラムシェルパックと言われる形状で帯電防止のPPで成形しています。試作検討時にはPPの柔らかさにより嵌め合いが安定しない問題があったり、この形状に行き着くまで何度もトライアンドエラーを繰り返しました。その結果出来上がったものはがまぐちタイプで嵌合部強度のあり開閉しやすく、ユニバーサルデザインにおける使いやすいさにも繋がりました。コスト面に関してもブロー成形品と比較して安くできたことで、お客様にも満足して頂ける結果となり、この他のサイズも切り替えることになりました。またブロー成形品よりも形状がしっかりしたことで、今後は自動機でのパッケージングも検討されるということです。

イメージ包帯ケースイメージ

今回お客様には、弊社の試作検証に辛抱強く待っていただけたことが、真空成形品のケースの完成に結びつきました。通常はパッケージとして製品の保護という役割を終えられると捨てられてしまうのがクラムシェルパックです。新たに保護ケースという使用目的を与えられて、その後もエンドユーザーに使っていただけるのは大変ありがたい事と感謝しております。

■信長・秀吉縁の人物 ~蜂須賀小六~

蓮華寺

蜂須賀小六(はちすかころく)(正勝)<1526~1586>

蜂須賀小六は尾張・海東郡蜂須賀郷(愛知県美和町蜂須賀…織田信長生誕の地.勝幡城から東に約2kmの位置)に生まれた土豪の領主です。一般的に、盗賊とか野武士の親分としてのイメージがありますが、若年期には川並衆を率いて木曽川の水運業を行うことで利益を得ていたとされています。

秀吉との出会いは、小六の親戚に当る生駒家(信長の側室.吉乃(きつの)(吉野)の実家…江南市)であったとされ、生駒家は商家で、人の出入りが多く、諸国を行商している者の情報が多く入る環境にありました。

そんな2人が互いの長所を認め合い主従の関係になるにはそんなに時間がかからず、墨俣(すのまた)の築城に加勢後、秀吉の家臣となって数々の戦功を重ねました。後に秀吉から阿波一国を与えられますが、子の家政に譲っています。小六本人は、恩賞より秀吉の側近として使えることに興味があった人物に思えます。無欲で、秀吉の人柄に惚れた、稀なる経歴の武将です。
写真は愛知県海部郡美和町の蓮華寺と圓龍院で撮ったものです。興味がある方は1度足を運んでみてはいかがでしょうか?

■蓮華寺(愛知県海部郡美和町蜂須賀1352)
■圓龍寺(愛知県海部群美和町大字蜂須賀字北本郷1289)

蓮華寺掲示板

蓮華寺掲示板

石碑

蜂須賀城跡の石碑

小六旧宅跡

蜂須賀小六正勝公旧宅跡石碑

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発行:「一期一会」編集部