●東京パック2006に出展致しました●

■東京ビッグサイト：東京国際包装展

■10月3日から7日まで東京ビッグサイトにて行われた「2006東京国際包装展：東京パック」に弊社も出展致しました。当日の来場者は例年通り20万人を超え、出展が十数年ぶりとなる弊社としても最大の規模の展示会となりました。弊社ブースにお越し頂いた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。これからもお客様に優れた製品を提供できますよう、努力致しますのでご期待ください。
■展示会では「シート成形の可能性を追求する」をテーマに、従来の真空成形品をはじめ、特殊なシート並びに、特殊な成形技術を中心とした展示を行いました。今回メールマガジンという形で、当日ご質問の多かった「精密エンボス成形」と「植物由来樹脂（生分解性樹脂）のパッケージ」についてご紹介をさせて頂きます。

■精密エンボス形成技術

■真空成形の薄肉と射出成形の精密さを兼ね備えた、弊社独自の成形方法を「精密エンボス成形」と表現しております。具体的な特長としましては、
○寸法管理が容易<寸法公差±0.05mm>
○常に均一な仕上がり薄肉
○短期間で大ロットの生産が可能
○通常のシート成形では不可能な特殊材料の成形が可能
例：生分解延伸シート・軟質PO・変性PPE・PC／ABSポリマーアロイ・透明PS・A-PET・HIPS・導電PS・PC・etc…
■展示会ではマイクロトレーと称して、極小のトレーに精密電子部品をんそえた展示を行いました。今後は自社開発という利点を活かし、お客様のニーズに合わせた製品展開を行っていきます。精密なトレー、薄肉の部品等でご要望がありましたら是非ご相談ください。

■植物由来樹脂「花王 ECOLA」のパッケージ

■CO2削減が叫ばれる昨今、注目を集めているのが植物由来樹脂です。原料に石油資源を使用しない。また原料である植物がCO2を吸収して育つ。その点がカーボンニュートラルと呼ばれCO2削減に大きく貢献すると注目を集めている理由です。
■この度、モリパックスでは花王さまのご協力により、改質ポリ乳酸樹脂「花王　ECOLA」の注目すべきは改質という点です。現在のポリ乳酸樹脂と比較して大幅に柔軟性・耐衝撃性・耐熱性が向上しています。当日の展示ではシヤチハタさまの「かんてんねんど」を「花王　ECOLA」でできた真空成形のトレーに、ポリ乳酸のフィルムをシールして、すべてが植物由来樹脂のパッケージを展示致しました。
■現在「花王　ECOLA」は開発段階にあり、すぐに製品化という状況ではありませんが、開発段階という利点を活かし、お客様からのご要望を取り入れながら製品化に取り組んでおります。今後もモリパックスニュースにて進捗状況をお伝え致しますのでご期待ください。