■真空成形の型：プラグ型

真空成形に必要な基本の型として金型、抜型を真っ先に思い浮かべると思いますが、実はもう一つ重要な型があります。それが成型時のアシストを行うプラグ型です。
プラグ型を出し入れするタイミングや形状で必要な部位のシート肉厚を微調整します。また、深絞りの成形品ではシートを押し込み、成形を可能にします。

プラグ型は製品品質をイメージし、木型師の経験を基に、ある程度の形が造られます。事前にプラグ型の形状に成形オペレーターから要望がある場合はもちろん、その形を反映させます。イメージに反して、成形現場で不具合があれば、即座に修正が必要になるため弊社では安価で修理が容易な木工型が一般的です。

弊社のテクニカルセンターでは、型作り、成形が同じ建家の中で行われています。成形者からのフィードバックが容易にできる環境下にあるメリットを生かし、今後は金型同様に、プラグ型についても設計、NC加工がきでるよう計画しています。

■教育訓練

消化器の定期点検を機会に消防訓練を行いました。ISOの教育の一環として、社内の消防班を中心に実施されました。実際に消化器を使ってみたことのない人も多いので、非常時には操作が上手くできないことが多いと思います。実際には、
①ピンを外し、
②レバーのストッパーをたおし、
③ノズルを火元に向ける
という3つの動作だけでも、戸惑う人が多数見受けられました。放出の際は、かなり勢いよく出るので、日に向けるということだけでも難しいです。良い経験になりました。

■お知らせ

長年に渡り、モリパックス・モリオカグループの発展に尽力を注いできた先輩が定年退職する事になりました。これまで公私共にお世話になりました皆様にメールマガジンを通してご報告させて頂きます。

9月20日をもちましてモリパックス株式会社を定年退職致しました。昭和40年入社以来、公私にわたりひとかたならぬご懇情を賜り有難く厚く御礼申し上げます。お蔭をもちまして在職42年の間大過なく勤めることができ感慨無量でございます。なにとぞ今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。親しく拝眉の上お礼申し上げるべきところ、略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。
（管理　室長　近藤保治）