■新年のご挨拶

新年明けましておめでとう御座います。
明るく希望に満ちた西暦2008年をお迎えのことと存じます。平素はメールマガジン「一期一会」を含め、皆様には大変お世話になり、心よりお礼を申し上げます。

昨年度よりスタート致しました「一期一会」もやっと1年を迎えることができ、情報を毎月提供し続ける厳しさ、難しさを否応なく味わっております。
皆様からは励ましだけではなく、厳しいご批判、ご指導も頂戴しておりますが、これも読んで頂いているからこそと思い、感謝しています。中でも”いつも楽しく読ませて頂いていますよ！”と、ホッとするような声を頂戴した時は勇気を貰った気になり、スタッフ一同喜んでおります。本当に有り難う御座います。これからも出来る限り、何か心に残るような記事が書けるように努力していく覚悟ですので、今後とも温かく見守っていてください。

さて、世の中は政治、経済、世界観など、何一つ取りましても今までの時代感覚では受け入れられない時代です。日本においては地球温暖化に代表される環境問題を始め、食品偽装問題、贈収賄問題、原油高騰問題など沢山の問題を抱えています。また、世界に目を向けても同様にテロ問題、北朝鮮に関わる拉致問題、エネルギーの枯渇、貧困問題など、日本に関わる新しい問題が後を絶ちません。これらの問題を斬新な考えで取り組む新しいリーダーを時代は求めていることでしょう。

弊社も2009年に創立50周年を迎えます。今まではがむしゃらに走り、動き回っていただけで今日までこれましたが、これからの時代は会社、個人が”何をすべきか”を自覚し、責任を持って運営していかなければ成立しない時代と思っております。環境、品質の何をとってみても自覚しなければ目的は達成されないことばかりですので心して取り組みたいものです。

今年は平成20年、九星では”一白火星”が中宮に入り、十二支では”子年”にあたり、共に大切な始まりの年であります。良いスタートを切れば未来は大きく開ける。易学上の話ですが…。努力無くして未来が開けるほど世の中は甘くありませんが、一歩一歩着実に進んで行けるように社員一同、新年に際しまして誓いを致すところであります。我々は”一期一会”の言葉を胸に、出会いを大切に思っているのですが、まだまだ修行が足りません。皆様に不義理やご無礼な言動をお許し頂き、今後とも末永くお付き合い頂けますよう節にお願い申し上げます。

最後になりましたが、皆様方の会社の益々のご繁栄とご家族のご健康、ご繁栄を心よりお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせて頂きます。

■初詣・精進料理

1月5日、新年祝賀式終了後、今年1年の商売繁盛・従業員一同の安全祈願のため、社長以下数名が豊川稲荷へ初詣に行くことが恒例の行事となっています。
豊川稲荷は、曹洞宗の寺院である妙厳寺（みょうごんじ）の境内に鎮守として祀られた「豊川叱枳尼眞天（とよかわだきにしんてん）」の通称です。
およそ、600年前の室町時代に開創され、今川義元、織田信長、豊臣秀吉、大岡越前守忠相、渡辺崋山などの武人、文人達の信仰を集めました。さらに江戸時代には、庶民の間で商売繁盛、家内安全、福徳開運の神として全国に信仰が広がりました。
京都の伏見稲荷大社、差がの祐徳稲荷神社とともに日本三大稲荷とされ、年間数百万人の参拝者が訪れます。

豊川稲荷では、御祈祷をうけた信者に対して精進料理の接待がもうけられています。ちなみに、精進料理とは、肉・魚・臭いの強い野菜を使わず、野菜・豆・海藻などの植物性の食材のみを使用して作る菜食料理です。仏教の殺生の教えから動物性の食材を使わないことが精進と思われがちですが、野菜そのものの淡い味をいかに引き出し、どのように生かすかを創意工夫することも、大事な精進のこころなのだそうです。
弊社のものづくりにおいても、創意工夫を忘れず、”精進”していきたいと思います。