○中国事業について○

GWは皆さん、どのようにお過ごしでしたでしょうか？帰郷に行楽と忙しく過ごされた方もいれば、時間をゆっくり過ごし、体をしっかり休めた方といろいろあると思います。夏に向けて陽射しが強くなり、体調不良を起こしやすい時期です。お互い気を付けたいものです。
さて、話は変わりますが今、中国は8月に開催されるオリンピックに向けて、さぞ活気に満ちているだろうと創造を膨らませている方々も多いと思います。しかし、実際は開催地である北京近郊の一部が活気づいているだけで、少し離れるとオリンピック開催国であることを感じるようなことは少ないようです。
今回は、なにかと話題が集中している中国での事業について、少し紹介させて頂きます。

■中国工場　移転

2008年3月に中山市にあった工場を深セン市の工場と統合しました。
深セン市と中山市の移動には約1時間半ほどかかり、往復すると半日ほどの時間を費やしていました。各工場を統合し、各部門が集約されたことによる移動時間のロス軽減と同時に生産効率向上を目指します。
分散していた各工場を統合することで、独立して存在していた生産管理、品質管理を一元化し、取り扱う製品に左右されることなく、QCDに対して取り組む姿勢を統一します。
また今後、中国工場ではクリーン環境での検査・組立ライン化を推し進める予定です、「中国製だから…」というマイナスイメージを払拭できるようにクリーンな環境を整備し、国内並みの品質維持・管理ができるような体制を目指します。将来は、検査・包装・物流ラインを強化し、最終工程の仕事を請けられる新たな事業構築も視野に入れ、新たな活動を推進していきます。

■ISO取得に向けて

国内同様に中国工場でもISO9001および14001の取得を目指し、3月からスタッフ一同、週2回の勉強会を始めました。今年9月の取得を目指します。

■中国工場　設計部紹介

中国にも国内同様に設計部があります。日本語の話せるスタッフがいますので、ここで紹介したいと思います。
私の名前はジン大威（JIN DAWEI）です。本籍は河南省です。
2003年8月から2年間、黒龍江省の鶏西というところで日本語を勉強し、日本語能力試験2級を取得しました。
モリパックスに入社して2年半になり、今は設計の仕事を担当しております。設計というのは図面を描くだけではなく、型や成形の値s期を全部理解するようにしなければならないと思っています。
私の今後の目標は3D-CADを扱えるようになることです。勉強中ですが、わからないことだらけです。日本での研修予定がありますので、その時にしっかり学びたいと思います。
また、個人的に今年は日本語能力検定1級を取得することを目標にしています。今はこの試験をパスできるように日本語の勉強を頑張っています。

現在、設計部には2名のスタッフがいます。日本の設計部とは、TV電話などを利用しながら、情報交換しています。
これまで、電子部品用のトレーや自動車関係のトレー、カバー、ケースなど、たくさんの真空成形品の仕事をやってきました。これについての仕事があれば、お任せください。お待ちしております。