■海外品～グリーン調達について～

今回は海外における弊社のグリーン調達活動をご案内致します。

1999年に始まりました化学物質規正法（オランダ　カドミウム規制）から2006年施行のRoHS指令において、グリーン調達はCSRの一環として位置づけされております。

国内においては以前も紹介致しましたが、2005年にISO14001、2007年にISO9001を取得しております。この度、中国工場においても先月の9月にISO14001、ISO9001を同時に取得致しました。海外調達品についても環境負荷や品質において国内同様の理解と意識が必要です。特に最近では冒頭に書いた有害物質規制に関する調査や環境影響の少ない部材の取り扱い及び管理方法について企業として問われております。

弊社では昨今の中国部材調達の不安定を考慮し、中国工場に分析機を導入致しました。中国工場での取り扱い品目として、写真にあるような縫製品が数多くあります。縫製品には主となる生地はもちろんのこと、ファスナーなどの部材などにも有害物質が含まれていないことに注意しなければなりません。最近は、輸入品・食材から思わぬ、有害物質が検出されている状況から、さらに厳しい管理が必要であり、厳しい確認要求がお客様から出されるものと思われます。企業活動の主役になりつつある環境負荷物質の排除については弊社としても今一度、管理方法について整備を進めていきます。

縫製品(1)

縫製品(2)

■中国人研修会

毎月、品質・安全にこだわり、研修会を実施しております。
製造責任者・品質責任者がクレーム事例を教材に懇切丁寧に原因・対策・効果確認・維持継続を説明し、再発防止に向けて地道に研修会を継続しております。
言葉の壁はありますが、中国から帰化した社員が通訳となり、不良流出0を目標に安全で安心して頂ける商品提供をすべく取り組んでおります。

■地域紹介～信長　縁の地～

信長の生誕の地については二説あり一つは那古野城説、一つは勝幡城説です。しかしながら天文7年（1538）に、父である信秀が那古野に進出したという確たる根拠があるので、当然の如く信長がそれ以前に生まれていなければならないことを考えると、勝幡城説が正しいと考えるのが自然です。しかしながら、歴史を語る勝幡城址の碑は、日光川の脇の住宅地の畑に寂しく建つだけでものの哀れを感じさせるだけです。殆どの遺構は日光川の河川工事によって失われてしまったと云われています。ただ、碑の西の日光川に架かる嫁振橋の欄干にある勝幡城復元予想図に住時を想い起こさせます。
郷土が生んだ世界的に稀代稀なる天才の生誕地の遺構を失ったことは残念でなりません。そのことにより、後世、彼に続く天才の創出機会を失ったように感じます。歴史の地を残し、郷土を誇り、後世に語り継ぐ資源を大事にして欲しかったと思うのは私個人だけの感傷でしょうか。
木曽水系の肥沃な下流の地で、京と東国を結ぶ津島渡しで利権を得ていた織田弾正忠家はこの地を礎として、天下統一の寸前まで登り詰めたのです。
以後、信長に縁のある場所・人物を取り上げていきたいと思います。