■ハイブリッドシート成形＝精密エンボス成形

弊社で取り組んでいる成形手法は真空成形が主流です。生産技術部では熱可塑性プラスチックシートを加熱軟化させるシート成形（Sheet Forming）分野での新しい成形方法にも常に目を向け、日々開発を行っております。今回はその1つ『精密エンボス成形』をご紹介致します。
『精密エンボス成形』はシート成形（Sheet Forming）分野のカテゴリーではハイブリッド方式（Hybrid proccess）と言われる成形手法です。その成形手法をもとにしたシート成形機を自社で創り上げ、お客様のニーズにマッチする設計を行い、真空成形では困難だったものを製品化致します。
『精密エンボス成形』は寸法安定性に優れ、樹脂シートを薄肉化出来ることから、絞り形状の必要な『絶縁体』『スペーサー』『アセンブリ工程用治具』等の部品から製品を保護する『キャップ』まで幅広く対応可能です。最近では車載関係部品での採用も決まり、徐々にですが『精密エンボス成形』技術が認知され始めたように思います。

精密部品用の極細トレー

極小ピンを成形した製品

カメラレンズ用キャップ

《特長》
・真空成形では不可能な寸法公差（±0.05）
・相手物とのカン合具合の安定
・射出成形では不可能な薄肉化
・汎用樹脂以外での成形
・細小な形状も成形可能
製品コストはハイサイクルで成形・梱包する為に低コストでの提供が可能です。

《成形可能な材質》
フッ素樹脂、生分解延伸シート、軟質PO、変質PPE、PC／ACSポリマーアロイ、透明PS、A-PET、ッヒPS、導電PS、PC、PP、etc

・小型部品関連で困っている事はございませんか？
（1）絞り形状が必要な絶縁関連商品
（2）精度が要求される薄肉樹脂部品
（3）現状素材から樹脂化への検討
（4）イニシャルコスト/部品単位でのコストダウンに

川原隆行

■地域の行事紹介　～尾張津島天王祭～

7月25日（土）・26日（日）に愛知県津島市で「尾張津島天王祭」が開催されました。
巻藁舟（まきわらぶね）が現れる1時間ほど前に、中央付近で手筒花火も行われていましたが、その花火の盛大さに観客も目を奪われ、周りからも感嘆の声が上がっていました。

今年の『宵祭』は巻藁舟が出る直前に大雨が降り、一時は船の披露も危ぶまれましたが19時過ぎに雨が嘘の様に止み、例年より40分ほど遅れての始まりとなりました。宵祭のメインである五艘の巻藁舟は提灯船とも呼ばれ、高さ16mにもなり、1年の日数を表す365個の提灯で彩られます。水面に提灯の明かりが揺らぐ様は幻想的であり、巻藁舟が重なって目に映る様は圧巻でした。
『朝祭』にも行ってまいりしました。朝8時半頃に到着したのですが、すでに観光の方など観客で賑わっていました。船を出す前の様子なども少し早く行けば見ることが出来ます。前日の宵祭では気付かなかったのですが、巻藁舟あ一夜のうちに作りかえられた楽車舟（だんじりぶね）の細やかな作りや、船に乗っている男性が着用している法被の後ろに各船の名前の一字が刺繍してあったりと、小さな発見から大きな派遣をすることが出来ます。
近くまで来られた際には皆様も一度足を運んでみてはいかがでしょうか。詳しい情報についてのご紹介もさせて頂きますので、必要な方はご連絡下さい。