■EcoGy開発情報

以前からお伝えしているEcoGyにての開発情報をお伝えいたします。
「EcoGyとは衝撃緩衝性能を有する真空成形品であり、発泡製品の感傷性と真空成形の効率性を兼ね備えた資源循環型社会の包装材です。」

EcoGy開発におけるパートナーとしてある国内メーカーにて8月に導入された押出機（シート成形機）が、本格的量産を目指して急ピッチで準備が進んでいます。現在の主軸である中国国内での生産体制に、これが加われば、EcoGy最大の魅力である“エコループ（使用済みのEcoGyを粉砕リペレッとして、再びシーティングして真空成形緩衝材をつくる）”が、日本と世界の間で実施できる可能性が生まれます。

＜『華南EcoGy会議』開催＞
中国シンセン市宝安区燗鎮（Guanran）で工場内覧会（開所式）を兼ねた「華南EcoGy会議」が、さる9月29日に開催されました。
会議のテーマは「調和と強調」。EcoGy製造販売におけるパートナー会社の方々と弊社とで、それぞれにおけるEcoGy開発へ向けた取り組みの発表や、質疑応答が活発に行われました。
また午前の開所式典では、あいにくの雨模様にもかかわらず100名を超える出席者が集まり、来賓やパートナー各社トップから会議テーマ「調和と強調」にふさわしい祝辞が寄せられ、中国ならではの獅子舞などがこれに花を添えました。

■真空成形トレー　～設計技法の紹介～

弊社の社内教育資料として作成された資料の一部を皆さんにご紹介します。
製品梱包仕様を検討される上で真空成形トレーの新たな魅力となるかもしれません。
既にご承知の方もおられるとは思いますが、真空成形トレーの「反転積み重ね」による製品梱包の考え方をご紹介させて頂きます。

真空成形トレーの「反転積み重ね」とは、真空成形トレーを言葉のとおり、上段に積み重ねるトレーを180度回転させ、積み重ねていく方法です。このようにすることで、真空成形トレー同士で荷重を支えることが可能となり、収納製品へのダメージを軽減させることができます。

♦事例1
収容数 50個／段×5段＝250	製品収納ポケット部をトレーのセンターから意図的に位置をずらすと、反転段積みした時、トレー同士が荷重を支え合う状態となります。
♦事例2
収容数 45個／段×5段＝225個	製品収納ポケット部の一部に形状を付加すると、反転段積みした時、図2-1のような状態となり、トレー同士が荷重を支え合うような状態となります。
♦事例3
収容数 40個／段×8段＝320個	製品収納部より製品が飛出すような設定とし、反転段積みした時、図3-1のように製品間の隙間に飛び出した製品部位が収納されるようにします。 ※最上段はフタとして使用

♦まとめ
事例を3件、紹介致しましたが、それぞれに特長があり、収納製品形状や梱包条件に影響を受けるため、万能な手法ではありません。しかし、梱包イメージを持つ事は、具体的な案件において打合せ等も速やかに行う事ができるようになります。今後の参考にご活用頂き、ご相談頂けることをお待ちしております。

■メールマガジン一期一会　～4年目へ～

皆様に読んで頂いているこのメールマガジン『一期一会』ですが、この度4周年目へ突入致しました。
私、伊藤が担当させて頂いてからは1年と3ヶ月ほどとなります。
コメントを頂くと見て頂いている実感を得ることが出来、とても嬉しく思います。
一期一会を応援して下さる方々、携わって頂いている方々皆様のお蔭でここまで続ける事が出来ました。本当に皆様あってことsです。これからもより一層の努力をして皆様に情報を提供できる場を作り上げていきたいと思います。
これからもメールマガジン一期一会をよろしくお願い致します。