■森岡香港有限公司　設立20周年を迎えて

森岡香港有限公司は昨年2014年11月にお陰様で設立20周年を迎えました。1994年の進出当時から香港を貿易拠点とし、当初は香港の製造パートナーと共に中国でモノづくりを始め、中国と日本へ製品を納めておりました。2003年には本格的に華南地区でのモノづくりを始め、お陰様で中国自社工場での生産も今年で12年目を迎えました。

進出当時香港中心街の尖沙咀（チムサチョイ）に構えていた事務所も、現在は中国との国境に近い上水（シャンスイ）に事務所を移転しました。これまで以上に中国と香港の連携を高め、グローバルにお客様のご要望にお応えできるよう活動を続けて参ります。今後とも、中国工場と共に変わらぬご指導ご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

※今月から数ヶ月に渡り、中国での生産体制をご紹介するとともに、弊社のグローバルな活動をご紹介させて頂きます。

進出当時の事務所入居ビル（尖沙咀）

現在の事務所入居ビル（上水）

■グローバル生産体制
　　　～中国編パート1　真空成形品～

2003年から中国での本格的なモノ作りを始めて今年で12年。東莞市からスタートし、2013年3月からは広東省恵州市にて工場を構えております。現在は梱包資材の一環として縫製事業への参入に大きく舵を切り事業を推進しておりますが、今回は弊社の柱の一つでもあります「真空成形事業」についてご紹介したいと思います。

昨今日本経済の動向が円安に傾き、真空成形品の調達先から「中国から日本国内への供給体制に変更したい」というご相談が増えてきている一方、「中国国内で供給できないか」というこれまでと変わらない中国生産のご相談も頂いております。弊社では日本側・中国側どちらのご要望にもお応えできる体制を整えております。
中国では、蘇州市と深セン市に生産拠点のあるローカル成形メーカーと強い協力関係にあり、日本国内で設計と技術評価を行った案件を中国で量産し、これまで大きなトラブルもなく供給させて頂いております。

また、クリーンルームを完備し導電材、帯電防止材などの各種材料を揃え、電子部品用や液晶モニター用のトレイなども生産しております。真空圧空成形機も導入し、複雑な成形にも対応しています。

安定した成形メーカーとの協力関係により、日本国内への生産供給に切り替える場合もスムーズに行えますので、将来の生産供給先がどちらになるか分からないような製品についても、安心してご依頼、ご相談頂き、お客様のメリットを損なわないようご対応させて頂きます。トレイや梱包資材品の生産・供給先でお困りの際は、是非一度お声掛けください。

※次号では、弊社中国工場での縫製事業のご紹介をさせて頂きます。