■5S推進について

弊社もご多分に漏れず品質の改善に色々な努力を重ねています。
昨年11月にはISO9001も取得致しましたが、目覚しい改善成果が中々得ることができず苦労しています。
そのような中、「【クレーム0】体制の確立を目指そう！」と生産体制の見直しや管理体制の強化を行うことになりました。
体制づくりの課題として5S活動を取り上げます。今更と思われるかもしれませんが5S活動は品質活動の根幹であると考え、もう一度基本から見直そうと考えています。
日常の生産活動の中に5S活動を定着させることは並大抵ではなく、非常に難しい取り組みと認識しています。当社はこれまで自動車メーカー出身のコンサルタントを招き、品質改善についての指導を受けて来ましたがこの際、「5Sとは何か？どうすすめたらよいか？」を先生から講義して頂き活動をスタートさせました。まずは毎月の改善テーマを決め、1つ1つ着実に進めようと考えています。
（モリオカ　品質管理　室長　松岡祐弘）

■5Sの勉強会

5月10日に5Sの進め方についての勉強会を開催しました。弊社では5Sを下記の内容と理解し取り組みます。
整理：内容を分類すること。
整頓：すぐに取り出せる状態にすること。
清掃：掃除すること。
清潔：掃除した状態が維持されること。
躾：社員全員、上記活動がきちんとできること。

5Sは一人の落伍者を出すことなく、全員で行うことが原則です。ルールを守る姿勢が身につくことで、自然と製品の品質向上、納期短縮、コスト低減へとつながっていきます。

■帯電防止シート

製品への異物や埃の付着を避けるため、真空成形品においては帯電防止タイプの材料を選定するケースが多いです。簡単ですが帯電防止シートについて紹介します。

＜注意点＞
・塗布・練り込みタイプは使用環境により効果が左右される。
　乾燥するところでは効果が薄れる。
・塗布タイプは布拭きや水洗いなどで容易に帯電防止剤がとれる。

「帯電防止」というネーミングに能力以上の静電気対策効果を期待してしまい、保護する製品に静電気障害をおこしてしまうこともあるので、注意が必要です。帯電防止シートの種類（表参照）によっては、上記注意点をクリアするものもありますので、営業担当までご相談ください。帯電防止と並んで比較される導電シートについても続号で紹介する予定です。

■ISO14001更新のお知らせ

ISO14001第2回目の継続審査に合格しました。今後は、品質とより一体化した活動に改善する方向にあります。クレームで不良品を作らないことは何よりの環境対策です。またISOのためのISOではなく日常の業務の中に取り込んでいくことを考えています。

■頭の体操

数字パズルをやってみませんか？
＜ルール＞　
縦・横・太枠部のそれぞれの9マスに1～9の数字を入れていきます。言い換えると
・縦1列に重複した数字はない
・横1列に重複した数字はない
・3×3の太枠部に重複した数字はない
ということになります。 非常にシンプルなルールですが、良い頭の体操になります。初級レベルの問題を用意してみました。一度チャレンジしてみてください。