2007年9月3日発行 第10号
一期一会

このたびモリパックスではお取引先の皆様に、メールマガジン:モリパックスニュース「一期一会」を配信する運びとなりました。弊社に関する情報や業界の動向、シート成形の知識等を写真付きのメールマガジンにて定期的に配信させて頂きます。突然のメールでお困りの方もおられるかと思いますが、失礼をお詫び申し上げます。なお、配信停止のご連絡はmpx_merumaga@moripax.cp.jpまでご連絡願います。

■モリパックス商品開発部の紹介

花里宗哉2004年、弊社の主軸である真空成形のトレイ・パッケージの裾野を広げるべく、デザインの観点からお客様に提案できるように商品開発部を立ち上げました。
今までの設計・試作・製造を自社で行う体制に加え、パッケージデザインや販促PR、その他の商品企画、提案を行うことにより、新たな分野でお客様と仕事をする機会も増えました。
(商品開発部 花里宗哉)

パッケージパッケージパッケージ

■特集:石油とプラスチック

現在のレギュラーガソリンの平均価格は145円代にまで上がりました。車移動が当たり前となった現在では、仕事にも日常生活にも、ガソリン価格の高騰は大きく影響を及ぼしています。
弊社が加工して扱うプラスチックも石油精製品です。弊社にも最近の原油高騰の影響を受け、メーカーから成形シート値上げの話が増えています。ところで皆さんはどのようにプラスチックが精製されるかご存知ですか?石油精製品であることは、ご存知の方も多いと思いますが精製方法を知っている人は少ないのではないでしょうか?
これからプラスチックの原料である石油について、数回に分けて、皆さんと勉強してみたいと思います。

~原油からプラスチックができるまで~
プラスチックは、おもに炭素と水素からなる高分子化合物で、石油や天然ガスなどからつくられます。日本では、原油を精製してできる「ナフサ(粗製ガソリン)」を原料にしています。
プラスチックの精製法
原油は、石油精製工場の加熱炉で約350℃に加熱され、蒸気(石油蒸気)になって蒸留塔に送られます。蒸留塔は上に行くほど温度が低くなるように制御されており、入ってきた石油蒸気を沸点の低いものから順に分けていきます。
沸点30℃~180℃でナフサ・ガソリンなどが、170℃~250℃でジェット燃料・灯油、240℃~350℃で軽油が留出され、蒸留塔に残ったものが重油やアスファルトになります。

こうして取り出されたナフサは、ナフサ分解工場で、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの石油化学基礎製品につくりかえられます。
さらに、石油化学誘導品工場にてポリエチレン・ポリプロピレンなど、ペレット状のプラスチックとなります。

日本で1年間に使われる原油の量は、現在約3億キロリットルです。その中でプラスチック製品の生産に向けられた量は、年間に使用される原油と輸入ナフサを合計した量の約6%を占めています。
(参考:(社)プラスチック処理促進協会「プラスチックの基礎知識」)

名古屋市科学館ちなみに…
名古屋市中区栄にある「名古屋市科学館」の理工館4階には、石油精製工場にある蒸留塔を簡単にした装置が展示されており、プラスチックの原料であるナフサが石油からどのように分離されるかを説明しています。機会があれば、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

■地域の行事紹介~尾張津島秋まつり~

津島秋まつり18世紀の始めごろに始まったといわれる「尾張津島秋まつり」では、からくり人形をのせた絢爛豪華な山車16台が、津島のまちに賑やかに繰り出します。
どの山車も100年以上の歴史があり、大切な文化財です。
津島囃子にのって動くからくり人形は、文字を書くもの、空を飛ぶものなどさまざまです。山車の間をぬって、威勢よく鉦や太鼓を打ち鳴らしながらまちを練り歩く『石採祭車』も見ものです。
開催日:10月6日(土)・7日(日)
開催場所:津島駅~津島神社周辺、他津島市内各所

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発行:「一期一会」編集部