2008年12月8日発行 第25号
一期一会

このたびモリパックスではお取引先の皆様に、メールマガジン:モリパックスニュース「一期一会」を配信する運びとなりました。弊社に関する情報や業界の動向、シート成形の知識等を写真付きのメールマガジンにて定期的に配信させて頂きます。突然のメールでお困りの方もおられるかと思いますが、失礼をお詫び申し上げます。なお、配信停止のご連絡はmpx_merumaga@moripax.co.jpまでご連絡願います。

■垂直カットへの挑戦

薄物の真空成形品を必要な形状にカットする時に、一般的に使われるのがトムソン型です。その理由は構造がシンプルなので短時間で安価に作成できるからです。しかし欠点も存在します。そのひとつが垂直なカットが困難なことです。落差のある垂直なカット形状が必要とされる物には、製品に時間とコストがかかるプレス抜き型でのカットが必須となっていました。

トムソン型

トムソン型

プレス抜型

プレス抜型

 

今回、弊社が実現したのが、トムソン型による垂直カットです。下記写真の通り高低差を12mmトムソンの刃でカットしています。製品のサイズが360mm×290mmだったためプレス抜き型で製作すると1個取りで数十万かかるコストを5分の1に抑え、なおかつ2個取りで抜くことができました。

高低差12mm

高低差12mm

プラコンのフタ

プラコンのフタ

段積みプラコン

段積みプラコン

今回の事例はプラスチックコンテナ用のフタとして要求があった形状です。垂直カットの成功によりフタをした状態で大きさの違うプラコンを積み上げることが可能になりました。垂直カットに限らずカットやトリミングでお困りの際は、まず弊社にご連絡下さい。

■新期に向けて…

喜井哲児

弊社は、愛知県に重心拠点を置く関係上、自動車部品製造に関わる仕事も少なくありません。
しかしながら、国際的な環境問題や北米金融問題等が経済を脅かす状況の中、毎年1年にデトロイトで開催されるモーターショーには、国内3社がエントリーを辞退するなど、とうとうこの業界も非常事態の曲面を迎え、一段と危機感が募ります。
このように、最近まであったはずのものがいつのまにかなくなっている、という事が珍しくなくなってきてしまっています。弊社では12月から31期に突入致しますが、来期1年間の中で何がどう変化していくか、いくら想像しても不安の方が勝り、書いては消しの連続で予測はとても困難です。
どんなニーズが発生しても対処できるよう、あらゆるジャンルにおいて豊富な知識を習得しようとしても、技術の進歩や多様化の方が速く、対処に遅れをとります。状況判断と情報交換を大切に、得意分野を各人が認識して役割を分担する事で、時代の目まぐるしい要求変化から取り残される事のないよう、とるべき行動を選んで進んでいきたいと考えています。

私は日頃部下や後輩に対して、取引先様や仕入れ先様などの協力者間で「ベクトルを合わせよ」と指導しています。ただしこれは双方の立場や見解の相違などが立ちはだかり、容易ではないどころかむしろ不可能であるといえますが、私は敢えてこの言葉を用います。
数学的には、向きと長さが揃って初めてベクトルが揃います。借りに取り組む姿勢に温度差があると、ベクトルの長さが一致せず、お客様は失望してしまいます。ベクトルの長さが一致していると、価値観や達成感も等しくなり、その結果がどう転んでも、関係者間で喜びは倍増し、辛い事も半分で済んで、反省して励まし合い次ぎにきっと活かせると思うからです。この事によってパートナーシップが深まって強固になり更に輝きを増していき、その影響で孤独感が消滅して気力が増大します。

この理想へ顔を向け、決して背伸びをせず、誠意ある対応を心掛けて、家族に、会社に、たとえ少しでも貢献出来るよう一つ一つ努力していきたいと思っています。

(営業1課 課長 喜井哲児)

河口亮太

一期一会をご覧の皆様へ、モリパックス営業部2課河口亮太と申します。
私は、今年の2月にこの会社に入社し、3ヶ月間の工場研修の後5月より営業部に配属されました。
12月1日から始まる第31期からはいよいよ正式に担当を持って営業活動していく事となりました。

営業の仕事に携わるのは初めてで、不安は多々あります。しかし最初は誰しもが不安なのだと自分自身に言い聞かし、今やれる事を精一杯やっていこうと思います。
ひとまず、今期の目標としましては失敗を恐れずに前向きに仕事を行っていき、「モリパックス」の営業マンとして一人前になる事です。
もちろん、未熟ゆえに上司や先輩方、取引先の方々の迷惑をかけてしまうこともあるとは思いますが精一杯頑張っていく所存ですので何卒よろしくお願い致します。

(営業2課 河口亮太)

■MPX(香港)事務所移転のご案内

新事務所

1994年12月香港に会社を設立、同時に尖沙咀(チィムサーチョイ)の中心地で事務所を構え2008年12月の今日まで、途中一度の移転(入居ビル取り壊しの為)はありましたが、丸14年香港の九龍中心地で活動してきました。
商業活動には大変便利な地で、香港を中心とした活動に活用しておりましたが、2000年代に入り、中国内に工場を設置し、貿易業務から物作りに、生産業務のウエイトが増えるに伴い中国との移転が頻繁となりました。
以前から中国の移動に便利な地区への移転は考えておりましたが、賑やかでアフターファイブも含めた利便性があり、今日までこの地に留まっておりました。しかし、中国での活動が今後も益々増えていく環境となり、今回12月24日(予定)に移転することに致しました。
駅からビルまではアーケードで連結しており、雨にぬれること無く移動でき、4階までは小魚ビルで食事や買い物も出来る環境です。
中心地からは離れますが、中国・香港に来られる際には気軽にお立ち寄りください。

住所:香港新界上水龍深路39號上水広場7F701B室
TEL:852-27226388
FAX:852-27248876


新香港事務所

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発行:「一期一会」編集部