■シリーズ循環包装2

前回ご紹介した精密機器部材の輸送用真空成形トレーの詳細を、従来品と比較してご案内いたします。

《従来品との比較》
従来の段ボール来梱包で問題だった湿気や水分に弱い点や強度不足を解消し、繰り返し何度も使用できます。リターナブルになった事でCO2削減に大きく貢献できます。その点を含め、段ボール梱包での欠点を真空成形トレーが克服しました。

①：ワンウェイ使用。（環境負荷）
→繰り返し使えるリターナブル。
②：内包材の製品コストが高い。
→内包材を兼ねており不要。
③：組立作業工数がかかる。
→内包材がないため簡易化。
④：外装箱自体が大きく、輸送効率低下。
→コンテナ内スペース有効活用が可能。

《積載効率UP》
コンテナ収納時の積み重ねが、従来の段ボールでは耐荷重の問題で7段が限界でした。耐荷重に強く、ケース同士が凹凸でかみ合う真空成形トレーでは安定した10段の積重ねが可能になりました。輸送コンテナ内のスペースを最大限に有効活用したことが、物流費の飛躍的な圧縮につながったのです。

《真空成形トレーの高機能生》
真空成形トレーだからこそ紙器梱包では困難な要求に応えることが可能です。
特長①：荷重を支える複数の支柱が働き製品には付加がかからない強固な保護機能
特長②：上下ケースにロック機構を持ち、安定した製品維持と塵やホコリの侵入防止
特長③：積み重ねられた上下ケース同士が凹凸形状で噛み合う連結梱包
特長④：外形の異なる2つの製品が収納可能で、共通化ができる効率包装

モリパックスはトレーを通じて環境負荷の軽減と輸送の改善及び効率化に勤めます。

■社内プレゼン

モリパックスでは月12～3名の営業部員が社内プレゼンとして、自己の案件の事例をパワーポイントでプレゼンし拡販につながるよう努めています。

弊社の営業はトレー、パッケージ、製造、海外品、社外調達品と多岐に渡るため、営業部員が個々に様々なノウハウを持っています。お客様からどのような要求があり、どんな問題をどのように解決したのか？また、新しい素材の紹介発表や、事例によっては失敗を含めた負の遺産などもあります。

プレゼンの内容はもとより、時にはプレゼンの仕方についても厳しい言葉が飛び、分かりやすく的確に伝えるという難しさを感じ、切磋琢磨しながら続けてきました。
昨年度は11名の営業部員が21件についてプレゼンを行い、1年のまとめとして優秀者が発表され表彰を受けました。
●最優秀賞（常務賞）…榎本部員
●優秀賞…喜井課長、濱田課長
●入賞…浜松　松井係長、三重　松井所長代理、江崎部員
このプレゼンが営業部員にとって重要な知識となり、今後のお客様満足度の向上につながると考えております。

■国府宮はだか祭

尾張大國神社（国府宮）で行われる「はだか祭」は、正しくは「儺追神事（なおいしんじ）」といいます。
今から約1240年前、称徳天皇が全国の国分寺に悪疫退散を祈れと勅命を発した際、尾張国司が尾張総社である尾張大國神社で厄払いしたのが、儺追神事となって現在まで伝えられています。
祭の開催日は毎年旧暦正月13日で、今年は2月7日（土）に行われました。42歳と25歳の厄年の男を中心に、尾張一円から、サラシのふんどし、白足袋をつけただけの数千人の裸男が集まります。寒さを吹き飛ばす「ワッショイ」のかけ声と、もみ合いの熱気が国府宮神社に流れ込みます。
午後4時半過ぎ頃、神男（しんおとこ）が登場し、それを見つけた裸男達が「ウォーッ」と殺到し、神男に触れて厄を落とそうとすさまじいもみ合いになります。神男の一団が境内右手奥の儺追殿へ達するまでの1時間弱がこの祭のクライマックスです。

今年は残念ながら終了してしまいましたが、お近くに足を運ばれた際には1度ご覧になってはいかがでしょうか？
開催場所：国府宮（愛知県稲沢市）
最寄り駅：名鉄名古屋本線（国府宮）