2010年9月21日発行 第46号
一期一会

弊社に関する情報や業界の動向、シート成形(sheet forming)の知識等を写真付きのメルマガにてお取引先の皆様へ定期的に配信させていただきます。突然のメールでお困りの方もあるかと思いますが、失礼をお詫び申し上げます。なお、配信停止のご連絡はmpx_merumaga@moripax.co.jpまでお願い致します。

■「環境負荷低減推進企業」を宣言

環境負荷低減推進企業モリパックスは「環境負荷低減推進企業」を宣言し、本年度の方針にとしてすべての梱包、輸送に関して環境問題を意識し、梱包材のリユース推進と輸送方法の改善に取り組むことを挙げました。今回も環境負荷低減を大きく推進する「リターナブル輸送包装システム」を紹介致します。

■EcoGy Box

現代の包装資材には、環境へ対する負荷軽減を考慮した輸送包装形態が要求されています。今後は従来の包装形態が見直され新しい包装形態の提案によって徐々に「循環包装」にシフトするのではないでしょうか。緩衝性能を維持し柔軟かつ耐久性を維持し、尚且つ100%リサイクルもできるLDPE製の「EcoGy(エコジー)」を使用した、リターナブル輸送包装システム「EcoGy Box」を提案いたします。
一般的な輸送包装は、ダンボール箱/プラコン/プラダン等の「外装箱」と、ダンボール組仕切り/樹脂トレイ/発泡成形品等の「固定材/緩衝材」を組み合わせて行っています。「EcoGy Box」は「外装箱」の側面部分をPP製のプラダンで構成し、「外装箱」の蓋と底部分をEcoGyが構成することで「固定材/緩衝材」の役割を果たすので「外装箱」が不要の構成になりました。

EcoGy Box

PP製プラダンの側面

EcoGy Box

EcoGyが固定と緩衝を果たす

EcoGy Box

EcoGy Boxの構成

 

また、輸送後には簡単に小さく折り畳むことが可能なので、リターナブルの返送時には省スペースで輸送効率を上げることができます。保管時には重ね積みができ省スペースでの保管が可能です。時代が要求するリターナブル輸送包装を実現した「EcoGy Box」は緩衝性能を備えた繰り返し使えるオーダーメイドの輸送ケースです。「EcoGy」は繰り返し使用しても緩衝性能を維持し、耐久性があるのでリターナブルに最適なシステムが出来上がりました。

EcoGy Box

小さく折り畳みが可能

EcoGy Box

省スペースで輸送効率UP

EcoGy BOx

同じ部材は重ね積みが可能

 

弊社では廃棄量を少なくしたり、リサイクルしやすい設計に努めるなど、環境に配慮した輸送包装資材を開発しています。データに基づいた設計アプローチを行い、ムダの無い最適な包装材をご提案致します。包装材のリユースやリターナブル及び緩衝包装設計など何でもご相談下さい。

■中国スタッフ 日本技術研修

Jin Dawei

以前、この『一期一会』において、中国国内で設計人員として活躍しているジン大威(JIN DAWEI)を紹介させて頂きましたが、ご記憶にありますでしょうか。(第18号)
現在、設計のできる重要なスタッフとして現地で活躍中です。

この度、8/27より日本での技術研修が始まりました。昨今ではグローバル化に更に拍車がかり、当時では考えられないスピードで身の回りの環境が変化しています。本人の強い希望もあり、1ヶ月とうい短い期間ではありますが、日本での業務の進め方、金型製作のノウハウを吸収するため、日本研修が実現することになりました。

日本においても中国事業がより身近に感じられるように、彼とのコミュニケーションを図る大切な1ヶ月と位置づけしています。互いの文化の違いはありますが、真空成形業界も用途分野の裾野を広げ、コスト、納期、技術、品質は国内だけでは留まらず、世界の工場と言われる中国にも波及しています。

今回の研修では真空成形品の基礎知識として材料知識の習得、国内での引き合い~試作・量産へ至るまでの流れや金型製作における社内的な取り決め、ポイントとなる部分を肌で感じてもらいます。中国では設計の立場でお客様へ訪問する機会が多く、満足頂ける製品提供に必要な知識、技量を身につけることが重要であることを本人も自覚しています。

ミーティングミーティングミーティング
【ミーティングの様子】

研修を通じて、彼だけではなく、我々も国内・中国分け隔てなく、環境を十分に活用するための新しい1歩として踏み出せることに期待しています。皆様には、その成果を早く還元できるように取り組んで参ります。

次号では詳しく研修の様子をお伝えしたいと思います。

■社内勉強会

8月21日(土)に、弊社顧問税理士を講師にお迎えし、会社運営に欠かせない「決算書の見方・読み方の基礎」についての講義を受けました。
決算書(「損益計算書」「バランスシート」など)のポイントをテキストに沿って教わると共に、仕事上で関わる数字に強くなる事の重要性や、数字の分析力の大切さについても弊社の事例に沿って分かりやすく講義していただきました。
また、管理職が数字に強くなることで目標管理ができ、部下に対しても明確な目標を持たせモチベーションを高める事につながります。今回の講演では、決算書そのものとは別の観点から数字に強くなる事や分析力の大切さを感じる事ができたのではないかと思います。
弊社では、様々な場面で数字による「見える化」に取り組んでいますが、日常業務内での数字を分析する事に慣れ親しんでいける仕組みを整えていきたいと思います。

(モリオカグループ 総務部)

社内勉強会社内勉強会

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発行:「一期一会」編集部
担当:伊藤 友美