■創業55周年を迎えて

モリオカグループは、2014年4月に創業55周年を迎えることができました。これもひとえに、皆様からのご愛顧とご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

1959年（昭和34年）4月の創業以来、皆様との「一期一会」を大切に、地域社会から愛される企業を目指して歩んでまいりました。当社は文具商品の部品加工業務からスタートし、その後時代の変化とともに、中部地区ではいち早く真空成形分野に参入し、今では文具商品の開発・組立事業と真空成形事業が当社を支える二本柱に成長してまいりました。

今後は二本柱に加え、皆様の「包む・運ぶ・護る・装う」をトータルに考えた最適な物流梱包の提案を、国内だけでなく、グローバルに展開していく所存です。

当社を取り巻く環境も、日本経済も大変厳しい状況にあります。創業55周年を機に社員一同決意を新たに、いま一度創業の精神に立ち返り、一層の努力をして皆様のご愛顧にお応えできるよう精進して参ります。そして、皆様から信頼される、必要とされる企業を目指し続けます。

今後とも、皆様からの格別のご愛顧とご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長　住田正幸

■超耐熱PET「HR-PET」

モリパックスではお客様のニーズに合った様々な成形材料を提案しております。
今回、耐熱性が非常に優れたPET材「HR-PET」を紹介致します。

剛性があり耐油性に優れ、リサイクル材としても注目されるPETは一般的に耐熱温度が60℃程度ですが、HR-PETは耐熱温度が150℃以上のシート材です。HPでも紹介をしておりますのでご覧下さい。
今までのシート材と比較をすると、 下図のようになります。

HR-PETは弊社の取り扱い材料の中で最も耐熱性があり、なおかつ剛性を備えたシート材です。弊社の検証では、熱湯での洗浄が可能という事に加え、190℃に熱した油に入れても変形しない事が確認できました。もちろん電子レンジやオーブンでの加熱も可能です。油分を含んだ食品を入れた状態で、190℃のオーブン加熱に30分耐久した実績があります。

耐熱性のトレイとして使用用途を考えると、金属端子をインサートした射出成形品などのトレイです。HR-PETのトレイであれば冷めるのを待つこと無く、熱いままの製品を収容できます。冷却の為に保管スペースを取ったり、金属のトレイに入れて冷ましてから移し替えたりする手間がなく、そのまま工程内トレイとしても搬送用トレイとしても使用できます。

HR-PETはお客様の求める製品の具現化に近づく材料だと考えております。しかし非常に特殊な材料の為、従来の材料と同じように成形できるシートではありません。現在様々なテストを繰り返し行い、シート供給の体制も整備し、皆様のお手元に1日でも早くより良い製品をお届けできるよう、安定した製品作りを目指して検証を進めております。理想的な製品の実現のためにも、お客様のご理解とご協力を頂きたく存じます。

モリパックスは、これからも「テイクアクション＝実践行動」をスローガンに、お客様のニーズに合った最適な材料で最適な提案を続けていきます。

■国府宮はだか祭を終えて

前号でご紹介させていただきました「国府宮はだか祭」が、2014年2月12日（水）に無事終わりました。我が平和町が大鏡餅奉賛の大役を仰せつかり、大鏡餅奉納に向け約1年近くかけ準備を進めていました。準備も大詰めの2月6日（木）には大勢の町民による餅つきが行われ、米俵50俵分の巨大な鏡餅（ギネス級）が出来上がりました。その後町内パレードや奉納パレードを経て、無事に2月11日（火）に国府宮神社に奉納されました。
11日は祝日と重なったこともあり、観光バス38台分の町民が奉納パレードに参加し、寒さ厳しい日でしたが活気が溢れていました。平和町にとっても忘れられない記憶に残る一大イベントとなったのではないでしょうか。

サプライズゲストの大砂嵐関 （平和町は名古屋場所での 大獄部屋宿舎）	町内パレードの様子
奉納パレード中の町民	これが米俵50俵分の鏡餅！
		社長も地域への恩返しに尽力 （稲沢市　大野市長と）