■新年のご挨拶

　改めまして、明けましておめでとうございます。昨年は多大なるご厚情を賜り深く感謝申し上げます。また、日頃より弊社メルマガ「一期一会」をご拝読頂き併せて感謝申し上げます。

　平成から令和への新しい時代の幕開けとなった昨年は当グループにとって創業６０年を迎えた記念の年でありましたが、８月に先代社長である父の住田正幸が急逝し、試練の年でもありました。しかしながら、創業時から大切にしている「家族」「一期一会」の精神で築き上げた皆様とのご縁や６０年の歴史を原動力に、従業員一同前を向いて元気に新しいスタートを切りました。これまでより更に、強く太い信頼関係を皆さまと築かせていただけるよう、グループ一丸となってモノづくりに精進して参りますので、先代社長時代と同様のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

　さて、今年はいよいよ東京オリンピックが開催されます。直前にマラソンコースが北海道へ変更となるなど、ホスト国の国民として幸先不安ではありますが、選手が最大限の力を発揮できる場を整え、日本が「ONE TEAM」となって盛り上がる夏が今からとても楽しみです。
　一方で、年明け早々から世界から信じ難いニュースも飛び込んできました。イランの報復で中東情勢の流動化や米中の貿易摩擦による世界経済への悪影響、カルロス・ゴーン被告の逃亡は耳を疑うような報道でした。今年１１月にはアメリカ大統領選挙を控える中で、トランプ大統領の益々強くなる「アメリカファースト」の言動に世界が戦々恐々としています。世界情勢からはますます目が離せない時代になってきました。
　更に、インフルエンザの流行時期に相まっての新型コロナウイルスの感染拡大は、世界情勢をますます厳しいものにしています。世界情勢は私たちでは統制が利きませんが、弊社従業員一同皆様からのグローバルなニーズにお応えできるよう日々邁進していく所存です。 　

　今年は十干十二支の「庚子（かのえ・ね）」と言われる６０年に一度の年回りです。特に庚子は、「新しい事に挑戦するには最適の年」と言われております。当社もいよいよ次世代のモノづくり環境を整備し、新しいモノづくりへの挑戦が始まります。時代の後押しも原動力にチャレンジしていきますので、本年もご指導の程よろしくお願い申し上げます。皆様のご健勝とご多幸を祈念し、新年の挨拶とさせて頂きます。

　最後になりますが、先代社長への生前のご厚情に改めて深謝すると共に、新生モリオカグループも引き続きよろしくお願いいたします。

■モリオカグループより新年のご挨拶

　昨年9月に、モリオカグループ創業60周年パーティーを開催しました。海外法人の永年勤続スタッフを初めて招待し、国内外のスタッフ総勢180名で記念の日をお祝いしました。

　直前に先代社長が他界し、この場を一緒に過ごせなかったことは無念でなりませんでしたが、先代社長への感謝の会と60周年パーティーの二部構成に急遽変更し、皆で貴重な時間を共有しました。新しい体制でのモリオカグループもこの機会に一致団結し国境を越えても安心して頂けるビジネス基盤の構築を目指します。

　これまでの皆様とのご縁に心より感謝し、これからも皆様から信頼され、必要とされる会社であり続けられるよう、従業員一同誠心誠意取り組んで参りますので、国内、海外共々本年度もご指導とご愛顧を賜りたくよろしくお願い申し上げます。